不具合というのは外から見てはじめてわかるものだ。
なんとなく体調が悪いとかいうのは自分の意識でも感じることができるのだけど、実際どこが悪いかは医者に行って診てもらうとかしないとわからない。なんとなくこの辺が悪いんじゃあないかなぁ…とかって考えて変な薬飲んじゃったりすることもある。
まあ、多くは外から見れば、そんな悩むこともなく不具合が発見できるというものだ。
外国に行ったり、帰ってきたりしたときに、成田空港(つまり日本の国際空港)はおっそろしく都市部から離れている。こんなに離れている国際空港ってあんまりないんじゃあないか?(詳しくは知らない)。タクシーで市内まで日本円で数千円ってのが限界で、成田からだと例えば新宿までタクシーで行けばいくらかかるんだろう?(タクシーの値段の国際比較もあるんだろうけど)いづれにせよかなり高いことは間違いない。
滑走路も2本?なのか?かなり少ない。成田闘争があって、大もめにもめて現在世界で何位かはしらないけど、経済大国の日本でこの空港はないだろう?と思う。聞いたところに寄ると飛行機会社が支払う空港使用料も世界一高いという。
なんでこんな不便なものに高い金を払っているのかさっぱりわからないし、激しい反対闘争があって多くの人を傷つけたりしてまで、こんなものを作らなくちゃいけなかったのかよくわからん…。
考えてみれば、空港は外国との窓口である。(考えなくても港湾と空港はそうだ)こんな不便な窓口にわざわざ高い金払って外国の人やモノが来るとは思えないのである。現に近隣アジアの空港はもっとデカイしキレイだし便利だ。もちろん成田はそれらの空港に比べて古いのだけども、こうなってくると、物流も含めてわざわざ面倒の多い日本(東京)に行かなくてもシンガポールもあれば、ソウルもあるし、タイなんてのもすごい空港である。マレーシアもあるか…。
しかも、日本なんて「モノ」を持ってきても売れないのである。別に欲しいモノなんてたいしてないし、インフラは整っちゃってるし、要するに国内需要はカサがないわけで、ある意味他の成長著しいアジア諸国の方がモノは売れる…はずだ。
どういう経済の理屈を持ってやっているのかわからんのだけど、日本に外国の企業やブツを持ってくるメリットはあんまりないような気がする。金がかかりすぎるし、便利でもない。英語も通じない。中国語もダメだ。
逆に日本の企業も内需が見込めないのであれば、海外に出ざるを得ないし、日本の高い法人税なんか払いたくないだろうから、例えば本社(機能)をシンガポールに移すとかインドに持って行くとか、考えているのではないか?と思う。(実際にASEAN諸国なんて企業誘致のために法人税下げたりしているみたいだし…)まあ、かつては生産工場だけ海外に持って行ったりしていたみたいだけど、それにしてもマーケット自体が日本ではなく海外であったりするのであれば、企業の頭脳の部分にしたって、なにも日本人から選ぶ必要はなく、膨大な人口を抱える国から優秀な人材を充てればいいわけだ。実際に相当数の優秀な人材がいることは間違いない。これは簡単な統計の問題だ。
で、もし、「世界に冠たる日本企業」が本社機能を海外に移転させると、国の税収は減る。そうなるとまあ、いろいろと面倒なことがおきるだろうし、貧しい国になるわけだ。そんな風になんないように政府はなんとかしようとしているのかどうかは知らないが、考えられなくもない話である。
経済活動にとって日本人のアイデンティティとかあんまり関係なさそうだからだ。(企業体の目的は利潤追求であるわけだし)
なんとなく、空港の不具合からそんな妄想を試みてみた。





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