香港に行った。
特に何ということもなく旅行である。5日間。
東京、上海、香港あたりが東アジアの大都市という感じなのだと思うのだけど、英国植民地時代の名残もあり、都市の中心部に人々の生活もあってボクは好きなのである。
たまたま、先日東京の100年近く前の写真を見ることがあった。着色されている写真である。モースのコレクションかなにかだったか…。たった100年前の街の風景を今東京で見ることは限りなく不可能に近い。
驚くほど早く消滅している東京は確かに、関東大震災とか戦争とかバブルとかがあって不可避的なのかどうかはわからないけど、おっそろしく変わってしまった都市ではないか?と思うのである。
100年前のパリの写真を見たとき、今でもなんら変わらないパリの街があってそこに写されている人の衣装が違うだけ…みたいな感じで、驚いた。
確かに戦争で爆撃を受けたドレスデンとかはどうなってるのか知らないが、おおよそ街は以前の形に戻すように努力しているみたいだし、まったく違うものを作ろうとするのは例外的なんではないか?とか思ったりする。ま、実際丸ビルなんか案外前の丸ビルの面影は残したまま作り直しているものね。
アジアの国々をいくつか回って思ったが、大都市の中での庶民的な人の生活を感じることができるのだけど、東京の都心部で人の生活ってマンションだもんね。商店街も概ね壊滅しているのだろうし、チェーン店化した店舗とか大手スーパーとかだもんね。長屋なんてどこにもないな。
今、昔の日本の街並みをみたければ台湾に行くと見れるよというのもうなずける。かつて日本の植民地だった頃の街並みがまだ残っているのである。
例によってアジアに対するボクの知識なんてたかがしれたもので、香港ときいて、昔のテレビ番組Gメン75で九龍城が残っていた頃の撮影だったと思うのだけど、空手使いの刑事(倉田保昭、確か草野刑事ではなかったか?)がブルースリー並みに闘う香港ロケの特番にコウフンしたことを思い出した。70年代テレビの人気番組で香港ロケが敢行されたというので話題になったのを子供心に覚えているのだけど、アジアといえども、その当時(三十数年前)外国は遠いところだったのかなぁ。
戦後、日本人は自分たちの復興に忙しくて被害を与えたアジアのことを忘れた。追いつけ追い越せはアメリカやヨーロッパに向かって、すっかり忘れたか、もしくはみないことにした。
現在、香港は大都市である。なんだか東京より人も元気そうに見える。
英国から返還されてすでに10年目を迎えている。









最近のコメント